全俺が泣いた!!!人生に挫折したとき観てほしい映画『バットマン ビギンズ』|「人はなぜ墜ちるのか」に救われた私の話

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人生に挫折したとき観てほしい映画『バットマン ビギンズ』|「人はなぜ墜ちるのか」に救われた私の話

もう駄目だ。

ここから立ち上がることなど、できない。

そう思ったことはありませんか。

私はあります。

努力してきたことが報われず、信じていたものまで失い、自分の存在そのものを否定されたように感じ 拒絶と挫折を味わった時期がありました。

悔しくて、悲しくて、不安で眠れない夜。

当然家族にも、友にも、誰にも弱音を吐けず、一人で考え込んだ夜。

もう自分には何も残っていないのではないか。己の存在価値を疑い、自己嫌悪。

そんなふうに思ったこともあります。

そのとき、私の心に何度も浮かんだ言葉がありました。

「人はなぜ墜ちるのか。
それは、這い上がることを学ぶため。」

映画『バットマン ビギンズ』の中で語られる、私の大好きな言葉です。

この言葉は、ただ「負けるな」「頑張れ」と励ましているのではありません。

墜ちたことにも、意味がある。

苦しんだ時間にも、学ぶべきことがある。

そして人は、そこからもう一度歩き出すことができる。

私はこの言葉に、何度も救われました。


これは、強いヒーローの物語ではない

『バットマン ビギンズ』は、世界的に知られるヒーロー、バットマンの誕生を描いた作品です。

しかし、私がこの映画に心を動かされた理由は、派手な戦いや特殊な装備ではありません。

主人公ブルース・ウェインは、最初から強かったわけではないのです。

恐怖に苦しみます。

怒りにのみ込まれそうになります。

自分の進むべき道を見失います。

何度も傷つき、迷い、自分の弱さと向き合いながら、少しずつバットマンになっていきます。

つまりこれは、完成されたヒーローの物語ではありません。

一度は人生の底まで墜ちた人間が、もう一度立ち上がるまでの物語なのです。

だからこそ、私は自分の人生と重ねずにはいられませんでした。


墜ちたからこそ、見えたものがある

人は、順調なときには自分の弱さに気づきません。

何もかもうまくいっているときには、支えてくれている人の存在さえ、当たり前のように感じてしまうことがあります。

けれど、一度すべてを失ったように感じたとき、初めて見えてくるものがあります。

自分がどれほど未熟だったのか。

自分は何に執着していたのか。

誰が本当に自分を思ってくれていたのか。

そして、自分はこれから何を大切にして生きたいのか。

私も墜ちたとき、初めて自分の弱さを見つめました。

なぜ、こんなことになったのだろう。

誰が悪かったのだろう。

最初は、そんなことばかり考えていました。

しかし、あの言葉を何度も心の中で繰り返すうちに、少しずつ考え方が変わりました。

これは、私を終わらせるための出来事ではない。

ここから這い上がることを学ぶためなのだ。

人の痛みを知るため。

自分の弱さから目をそらさないため。

助けてもらうことのありがたさを知るため。

そして、本当に大切なものを見失わないため。

そう考えられるようになったとき、苦しかった経験が、少しずつ別の意味を持ち始めました。

傷が消えたわけではありません。

悔しさを忘れたわけでもありません。

それでも私は、「もう一度立ち上がろう」と思えるようになったのです。


決して見放さない人がいる

この映画で、私が最も心を打たれるのは、ブルースを支える執事アルフレッドの存在です。

彼は、ブルースが成功しているときだけそばにいるのではありません。

怒りにとらわれたときも。

失敗したときも。

自分自身を見失いかけたときも。

静かに見守り、必要なときには厳しい言葉を伝え、それでも最後まで信じ続けます。

ブルース(バットマン)は、自分を責め、自ら常に支えてくれたアルフレッドさえ解雇し、遠ざけててしまった。

しかし、

窮地のときにおもむろにアルフレッドはブルースの前に現れる

ブルースはこんなに哀れな自分であり、アルフレッドを裏切ってしまったので、もう自分のことなど見放したのではないか?と問いかける場面があります。

そのとき返される、短い言葉。

「決して。」

私は、この一言に胸を打たれます。

長い説明はありません。

大げさな慰めもありません。

ただ、どんなことがあっても見放さないという覚悟だけがあります。

自分が自分を信じられなくなったときにも、信じ続けてくれる人がいる。

それは、どれほどありがたいことでしょう。

私にも、墜ちたときに見放さず、支えてくれた人がいました。

何もかも失ったように思えた私を、それでも信じてくれた人がいました。

その存在があったから、私はもう一度立ち上がろうと思えたのです。

いまこう書いていても自分の体験とオーバーラップしてしまい、胸が熱くなり涙が出てくるほどです。


私ができる、最高の恩返し

受けた恩は、簡単な言葉だけでは返せません。

「ありがとうございました」と伝えることも大切です。

けれど、それだけでは足りないほどの恩があります。

では、どうすれば返すことができるのでしょう。

私は、こう思っています。

自分を信じてくれた人の思いを無駄にしないこと。

もう一度立ち上がること。

諦めずに、自分の人生を生き抜くこと。

いつの日か、支えてくれた人に胸を張って会える自分になること。

それが、私にできる最高の恩返しです。

成功することだけが恩返しではありません。

つまずきながらでも、誠実に生きること。

人から受けた優しさを、今度は別の誰かへ渡すこと。

自分を見放さなかった人と同じように、苦しんでいる誰かを見放さないこと。

そうして生きることが、本当の恩返しになるのではないでしょうか。


這い上がるとは、強がることではない

這い上がるという言葉を聞くと、歯を食いしばり、一人の力で立ち上がる姿を想像するかもしれません。

しかし私は、そうではないと思います。

すぐに立ち上がれなくてもいい。

泣いてもいい。

立ち止まってもいい。

誰かの手を借りてもいい。

這い上がるとは、何もなかったように強がることではありません。

自分の弱さを認めながら、それでも自分を見捨てないことです。

昨日より、ほんの少しだけ前を見る。

できることを、一つだけ始める。

もう一度、人を信じてみる。

その小さな一歩も、立派な「這い上がる」なのだと思います。

私も、まだ道の途中です。

すべてを乗り越えたわけではありません。

今でも迷い、悩み、立ち止まります。

それでも、以前とは一つだけ違います。

私は、もう自分を見放しません。


今、心が折れそうなあなたへ

今、人生の底にいるように感じている方もいるかもしれません。

どうか、自分を責めないでください。

今日、立ち上がれなくても構いません。

今はただ、休むことしかできなくても構いません。

それでも、あなたの人生が終わったわけではありません。

墜ちたからこそ、学べることがあります。

弱くなったからこそ、分かる痛みがあります。

助けてもらったからこそ、いつか誰かに差し出せる手があります。

そして、あなたが気づいていないだけで、決して見放さずにいてくれる人がいるかもしれません。

その人のためにも、何より自分自身のためにも、焦らずに歩いてください。

一歩でいいのです。

立てない日は、顔を上げるだけでもいい。

顔を上げられない日は、今日を生きるだけでもいい。

それもまた、這い上がるための大切な一日です。


この映画を、人生の底にいる人へ届けたい

この記事を書きながら、私はまた『バットマン ビギンズ』を観たくなりました。

若い頃の私は、バットマンの格好よさを見ていました。

けれど今の私は、その鎧の下にある弱さを見ています。

傷つき、迷い、何度も倒れながら、それでも自分の進む道を探し続ける一人の人間を見ています。

そして、その人を決して見放さなかったアルフレッドの深い愛情を見ています。

この映画は、ただのヒーロー映画ではありません。

人生の底に墜ちた人が、支えてくれる人の思いを胸に、もう一度立ち上がろうとする物語です。

もし今、少しだけ心が疲れているなら。

努力しても報われず、自分を信じられなくなっているなら。

ぜひ一度、この作品を観てみてください。

きっと、心に残る場面が見つかります。

もしかしたら、あなたを信じてくれた誰かの顔が浮かぶかもしれません。

そして観終えたあと、ほんの少しだけでも、もう一度歩いてみようと思えるかもしれません。

「人はなぜ墜ちるのか。
それは、這い上がることを学ぶため。」

私は、人生で苦しかったとき、この言葉を何度も心の中で繰り返しました。

今は這い上がることを学ぶときなのだ。

自分の弱さと向き合うときなのだ。

そして、自分を決して見放さなかった人へ、最高の恩返しをするために立ち上がるのだと。

あの日、この言葉がなかったら、今の私はいなかったかもしれません。

だから私は、この映画を大切な人にもすすめたいと思っています。

今度はこの作品が、あなたの心にも静かに寄り添ってくれることを願っています。

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ダークナイト三部作を通して観てほしい理由

『バットマン ビギンズ』を観て心を動かされた方には、その後に続く作品もおすすめします。

  • 『バットマン ビギンズ』:恐怖と弱さに向き合い、ヒーローになるまでの物語
  • 『ダークナイト』:正義とは何か、人は苦しみの中でも良心を守れるのかを問う物語
  • 『ダークナイト ライジング』:すべてを失った人間が、再び立ち上がるまでの物語

三作品を通して観ると、バットマンは単なる「強いヒーロー」ではないことが分かります。

恐怖、怒り、喪失、孤独。

それらを抱えながらも、自分が守りたいもののために立ち上がり続ける人間です。

人生経験を重ねた今だからこそ、胸に響く場面がきっとあると思います。


よくある質問

『バットマン ビギンズ』だけ観ても楽しめますか?

はい。単独の作品としても物語は理解できます。ただし、続く『ダークナイト』『ダークナイト ライジング』まで観ることで、ブルース・ウェインの葛藤や成長をより深く味わえます。

ヒーロー映画が苦手でも楽しめますか?

派手な戦闘だけではなく、恐怖との向き合い方、家族のように支える人との関係、正義を選び続ける難しさなど、人間ドラマが丁寧に描かれています。人生について考えさせられる映画が好きな方にもおすすめです。

落ち込んでいるときに観ても大丈夫ですか?

作品には暗く重い場面もありますが、根底にあるのは「人はもう一度立ち上がれる」という希望です。気持ちに余裕があるときに、ゆっくりご覧ください。


まとめ|墜ちた経験は、人生の終わりではない

人は、墜ちないから強いのではありません。

墜ちた場所で自分の弱さを知り、支えてくれた人のありがたさを知り、それでも自分を見捨てずに歩こうとする。

その姿こそ、本当の強さなのだと思います。

立ち上がるまでに時間がかかっても構いません。

誰かの手を借りても構いません。

大切なのは、自分の人生を終わったことにしないことです。

そして、決して見放さずにいてくれた人がいるのなら、その人への恩返しとして、自分の人生をもう一度大切に生きていく。

私は、そうありたいと思っています。

人はなぜ墜ちるのか。

それは、這い上がることを学ぶため。

この言葉を胸に、私もまた、一歩ずつ歩いていきます。


編集後記

若い頃、この映画を観たときは、バットマンの強さに憧れました。

けれど歳月を重ねた今、心に残るのはアルフレッドの「決して」という言葉です。

人は、自分一人の力だけで立ち上がるのではないのでしょう。

見放さずに待ってくれた人。

信じてくれた人。

何も言わず、そばにいてくれた人。

その人たちの思いを背負いながら、少しずつ立ち上がっていくのだと思います。

私もいつか、誰かが人生の底にいるとき、「決して見放さない」と伝えられる人でありたいと思います。

 

八龍社 宮司   背古宗裕

 


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